Wallabot についてはバックテストのデータが不足していますよね。
販売ページへ行っても、リスク10% でトレードしたら1年ちょっとで Max 330% 行くぜ! みたいなパフォーマンス履歴は紹介されているものの、少なくとも私にとっては現実的じゃない。
リスク10%ってのは1敗あたりの損失額が資産の10%になるポジションサイズですから、ドローダウンが大きくて危険 (とくに初期は資金を溶かす可能性高し)。
もっと小さく堅実にいくのがEAの王道なんですが、じゃあリスク1%でトレードしたらどうなるのかといったデータが提示されおらず、不満を感じている方も多いのでは。
今日は私のバックテスト結果をご紹介します (何度も申し上げているようにMT4初心者がやったことですから、そのように割り引いて見てくださいね)。
【Wallabot バックテストの条件】
資産 $10,000
トレード 1,000通貨 (0.01ロット) 単位
ポジションサイズ リスク1%
各通貨ペア (ユーロドル、ポンドドル、ドル円) とも15分足
■ ユーロドル 2010年1月~2012年9月 (2年9ヶ月)

利益: 7,002ドル (70%) プロフィットファクター: 1.28
最大ドローダウン1,821ドル (9.8%)
トレード: 328回 146勝182敗 (勝率44.5%)
売: 149回 (勝率42.2%) 買: 179回 (46.3%)
最多連勝: 6 最多連敗: 8
ユーロドルは順調に勝って今年5月には利益85%のピークをつけたものの、直近およそ5ヶ月間はドローダウンが続いています。
続いては、ユーロドルをもっと長~くトレードしたらどうなるかというテスト。
■ ユーロドル 2003年1月~2012年9月 (9年9ヶ月)
利益: 7,723ドル (77%) プロフィットファクター: 1.14
最大ドローダウン4,674ドル (42.1%)
トレード: 889回 374勝515敗 (勝率42%)
売: 460回 (勝率41.9%) 買: 429回 (42.1%)
最多連勝: 7 最多連敗: 9
Wallabot は2009年から突然勝てるようになった ...というか、2009年以降の相場に合わせて作ったんでしょうけどね。
今年5月からのドローダウンは2009年以降では最大規模になっています。 今後もちなおせばOKですが、もしかしたら Wallabot が 2年半の寿命を終えた可能性 もゼロとはいえません。
2009年以前の不調な時期のことですが、最大ドローダウンが42%に達しており、1万ドルの資産が6,400ドルまで減っています。 こうなっちゃうとまずいですね。
「寿命を終えた」 は大袈裟ですが、長期にわたって相場にフィットしなくなった場合、RBJではEAのアップデート版を配布するといっています (有償か無償かは不明)。
というわけで、まずまずの成績となったユーロドルの Wallabot。
このほかポンドドル、ドル円が推奨されていますが、そっちのバックテスト結果はあらためて。
また、利益を増やすためにリスクを2%または3%へ引き上げた場合や、ポジションサイズを固定した場合 (一律5万通貨など) の結果についてもあらためてご紹介する予定です。
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