先日ご紹介したWallabot (ユーロドル) のバックテストでは、2年9ヶ月で利益70% (資金10,000ドル → 17,000ドル) になったと報告しました。
3年近くもかけてたった7,000ドルかいと思う人と、銀行預金と比べりゃ天国やなと思う人がいることでしょう。
それは事情によりけりですが、試しにもっと儲かるようにしてみましょう。
前回テストではポジションサイズを 「リスク1%」、1敗あたりの損失額が資産の1%になる設定にしていました。
これを2%にアップしてみました。 (ユーロドル 2010年1月~2012年9月)
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リスク 1% |
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リスク 2% |
両者のピークを比べると、1%では18,577ドルちょっとなのに対して、2%では24,080ドルに達しています。
ポジションを増やせば儲かるのは当然。
それじゃ Wallabot はリスク2%で決定! てゆーか3%とか5%でやってみよー!
となる前に、次のグラフをご覧ください。
さっきのグラフは現在までの3年たらずでしたが、これを10年たらずまで伸ばしてみました。
(ユーロドル 2010年1月~2012年9月)
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リスク 1% |
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リスク 2% |
今度は両者のピークが19,000ドル前後と、どっこいどっこいになっちゃいました。
そりゃそうですよね。 今回は2009年1月までの長い長いドローダウンを含めていますから、ポジションが大きいぶん凹みも大きくなり、当初資金10,000ドル (━線) の下へ深くもぐりこんでいます。 それが利益の伸びに影響したんじゃないか。
Wallabot はたぶん2009年以降の相場にフィットした設計になっているので、それ以前のデータにさほどの意味はないかもしれませんが、一般論としては長いドローダウンを常に勘定に入れるべできでしょう。
そういう意味では、リスクを上げる (=ポジションを大きくする) ことが利益に直結するとは限らないという教訓が得られました。
少なくとも Wallabot においてはね。
さて、Wallabot では、ポジションサイズを例えば 「1ロット」 に固定することもできます。
(細かくいえばこれにも2種類あって、「証拠金100万円あたり0.5ロット」 というように、資金量に応じてポジサイズを自動的に増減させることも可能)
ためしに、さっきの 「1%」 と 「固定0.6ロット」 を比べてみましょう。
0.6としたのは、ピークの利益を揃えて比べやすくするためです。
ピークは両者ともに19,000ドル前後。 「0.6ロット」 のほうは、深めのドローダウンを覚悟する必要がありそうです。
ここで比較したかぎりでは、「リスク〇%」 方式がより安全ということが言えると思います。
負け続ければポジションサイズがどんどん小さくなる = 下り坂でブレーキを踏む。
一方で勝ち続ければポジが大きくなりますから、福利効果でどんどん資産が増える。
こう言ってしまうといいことだらけにも思えますが、勝って勝ってポジサイズが大きくなるほど、システムのトラブルでストップロスが執行されないような場合は 大きな損失 をこうむりますから、そのぶんリスクが増えるともいえるわけで ...
難しいですね。
ところで今日ご紹介したのは ユーロドル のバックテストでしたが、RBJでは ポンドドル、ドル円 のトレードも推奨していますので、これら3通貨ペアを同時にトレードすれば、利益は大きくなるはずです。
ほんとにそうでしょうか?
私がポンドドルとドル円をテストした範囲では、ちょっと微妙な結果が出ています。
次回はポンドドルについて。
面白い発見もありましたのでお楽しみに!
そりゃそうですよね。 今回は2009年1月までの長い長いドローダウンを含めていますから、ポジションが大きいぶん凹みも大きくなり、当初資金10,000ドル (━線) の下へ深くもぐりこんでいます。 それが利益の伸びに影響したんじゃないか。
Wallabot はたぶん2009年以降の相場にフィットした設計になっているので、それ以前のデータにさほどの意味はないかもしれませんが、一般論としては長いドローダウンを常に勘定に入れるべできでしょう。
そういう意味では、リスクを上げる (=ポジションを大きくする) ことが利益に直結するとは限らないという教訓が得られました。
少なくとも Wallabot においてはね。
さて、Wallabot では、ポジションサイズを例えば 「1ロット」 に固定することもできます。
(細かくいえばこれにも2種類あって、「証拠金100万円あたり0.5ロット」 というように、資金量に応じてポジサイズを自動的に増減させることも可能)
ためしに、さっきの 「1%」 と 「固定0.6ロット」 を比べてみましょう。
0.6としたのは、ピークの利益を揃えて比べやすくするためです。
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リスク 1% |
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固定 0.6ロット |
ここで比較したかぎりでは、「リスク〇%」 方式がより安全ということが言えると思います。
負け続ければポジションサイズがどんどん小さくなる = 下り坂でブレーキを踏む。
一方で勝ち続ければポジが大きくなりますから、福利効果でどんどん資産が増える。
こう言ってしまうといいことだらけにも思えますが、勝って勝ってポジサイズが大きくなるほど、システムのトラブルでストップロスが執行されないような場合は 大きな損失 をこうむりますから、そのぶんリスクが増えるともいえるわけで ...
難しいですね。
ところで今日ご紹介したのは ユーロドル のバックテストでしたが、RBJでは ポンドドル、ドル円 のトレードも推奨していますので、これら3通貨ペアを同時にトレードすれば、利益は大きくなるはずです。
ほんとにそうでしょうか?
私がポンドドルとドル円をテストした範囲では、ちょっと微妙な結果が出ています。
次回はポンドドルについて。
面白い発見もありましたのでお楽しみに!
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