2012年10月13日土曜日

Wallabot バックテスト結果 (ポンドドル)


ユーロドルをバックテストしたところでは、まずまず期待できそうな結果でした。

Wallabot の発売元 (Rob Booker Japan) では、取引通貨ペアとしてポンドドルとドル円も推奨しているので、それらもユーロドルと同じような成績を出してくれれば、Wallabot はけっこう頼りになるEAということになりそうです。

でも、ポンドドルのバックテストは微妙な結果に ...


テストの前提はユーロドルのときと同じです。

  資産 $10,000
  トレード 1,000通貨 (0.01ロット) 単位
  ポジションサイズ リスク1%
  各通貨ペア (ユーロドル、ポンドドル、ドル円) とも15分足


■ ポンドドル 2010年1月~2012年9月 (2年9月)
 
  利益: ▲259ドル (▲2.6%)  プロフィットファクター: 0.98
  最大ドローダウン: 3,075ドル (25.1%)
  トレード: 275回  113勝162敗 (勝率41%) 
  : 125回 (勝率38.4%) 買: 150回 (43.3%)
  最多連勝: 7  最多連敗: 11

資産は、11年8月にピーク (12,079ドル) をつけてから大きくドローダウン。現在、ようやく上向きになるかどうかという状態です。

目をひいたのが、赤文字で示した SHORT トレードの負けっぷり。 これじゃあきまへんて。

そこで、もしも SHORT をやめて LONG のみにしたらどうなるかというのが次のグラフです。

■ ポンドドル 2010年1月~2012年9月 (2年9ヶ月)  LONG のみ
 
  利益: 592ドル (5.9%)  プロフィットファクター: 1.07
  最大ドローダウン: 1,332ドル (11.9%)
  トレード: 150回  65勝85敗 (勝率43.3%)  LONG のみ
  最多連勝: 6  最多連敗: 8

曲がりなりにもプラスになりました。 とりあえず今回テストした期間 については、ポンドドルは売りが苦手ということにしておきましょう。

(ちなみに、MT4では チャート上で右クリック > Expert Advisors > Properties > 全般タブ > Common でOnly Long を選択すれば LONG のみのトレードができるようです。私のデモ口座ではそうしていませんが。)


さて、ポンドドルは LONG のみとしたところで、ここ3年たらずのトレードで利益が592ドルとは淋しすぎる。 ポンドドルは駄目なんでしょうか?

そうでもない かもしれない というグラフをご覧ください。 期間を10年たらずまで伸ばしてみました。

■ ポンドドル 2003年1月~2012年9月 (年9月)  LONG のみ

  利益: 2,484ドル (24.8%)  プロフィットファクター: 1.08
  最大ドローダウン: 1,574ドル (11.9%)
  トレード: 459回  190勝269敗 (勝率41.3%)  LONG のみ
  最多連勝: 7  最多連敗: 10

グラフから直観的に理解できるのは、ぐずぐずと足踏みすることは多いが、大きなドローダウンがないこと。

年間の平均利益はたった254ドルですから、もうかるシステムとは言えませんが、ひたすらしぶとく持ちこたえるドジョウ内閣みたいなもんですね。

だから、ポンドドルの 「負けにくい」 特性を信頼するのであれば、ポジションサイズを増やして (現行リスク1% → 2~3%など) がんばる手もあるかと。


Wallabot のバックテスト結果、次回はドル円です。

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